1980-04-04 第91回国会 参議院 本会議 第9号
国債の値下がりは、物価上昇懸念の強まりや諸外国の金利上昇等に加え、金融引き締め下で短期金利の急騰が生じたことなどが原因である。しかし、結局、市場の実情から見て国債が多過ぎるので、国債の削減に努めるとともに、シンジケート団の引き受け及び公募入札も五十五年度は前年度に比へ二兆円圧縮することにしており、五十五年度国債の消化は可能と思う。
国債の値下がりは、物価上昇懸念の強まりや諸外国の金利上昇等に加え、金融引き締め下で短期金利の急騰が生じたことなどが原因である。しかし、結局、市場の実情から見て国債が多過ぎるので、国債の削減に努めるとともに、シンジケート団の引き受け及び公募入札も五十五年度は前年度に比へ二兆円圧縮することにしており、五十五年度国債の消化は可能と思う。
それから、全般的な対策といたしましては、どうしても金融引き締め下で中小企業の方々に十分な資金がないとまた危なくなります。
一方、市中金融機関等の新しい預金等の原資の増加というものも金融の引き締め下でかなり制約されてまいっておる、こういう状況でございますので、運用部といたしましても、財政投融資等の重要な任務を一方で担っておるわけですから、そういうものに対する需要も十分勘案しながら、できる範囲でやはり国債の引き受けもやっていきたい、こういうふうに考えておるわけでございます。
そして一方、今度は国債の価格ですが、ただこの国債の問題につきましては私ども大変心配しておるのでございますけれども、一つ言えますのは、当然のこととして物価上昇懸念の強まりとか諸外国の金利の上昇の要因に加えるに、金融引き締め下で短期金利の急騰が生じて、要するに買い総手控えという状態でございますことが一つと、それからもう一つは金融機関の期末決算日を迎えたことによって一時的に期末決算の問題からして非常に薄商
この原因は、そもそも物価上昇懸念の強まりや諸外国の金利の上昇等の要因に加えまして、金融引き締め下で短期金利の急騰が生じまして買い総手控えとなった状況下で、金融機関の期末決算——三月でございますから、を迎えたことによります一時的な要因もありまして、非常に商いは薄うございます。が、値下がりが生じたものというふうに理解をいたしております。
引き締め下、マネーサプライいわゆるM2のボトムは、一昨昨年一〇・六でございましたが、その後だんだん漸増してまいりまして、十一月には一三・九%まで上がってまいりました。十二月の数字はまだわかりませんが、十二月における金融機関の預貯金の増加の実績等から推定いたしますと、もう少し上がってきておるのではないかと思っております。
それからまた、日本の国際収支が、先ほど申し上げましたように、昨年はよかったのでございますが、これからは一体どうなるのか、その辺にも不確定要素がございますし、またもう一つは、金融の引き締め下にある。当時は金融を緩和するという一方の時代でございましたので、そういう背景が根本的に違っておることもございますので、かってございましたような大量の証券投資が流入してくるような情勢下には必ずしもないのではないか。
この二、三年の間のインフレ、そして、それから引き締め下におきます現在、この過程を振り返られて、日銀としての、これは間違いであったというような何か反省点というようなものがあれば、ひとつこの際にお聞かせいただきたいと思います。
このような引き締め下の厳しい環境の中にあっても、私どもとしては現下の国家的要請であります国民福祉推進のため、最大限の努力をいたしております。住宅金融の部門には、ことのほか努力を傾注しております。個々の相互銀行において個人向け住宅融資を積極的に行っておるほか、相互銀行七十二行の共同事業であります相銀住宅ローンセンターを通じて、住宅資金需要についてはできる限り応じております。
ですから、いま住宅ローンの問題というのは、大蔵省の話もあったように、たいへん引き締め下でも重視されておると言うのですが、かなり名の聞こえた大銀行が、正面からこういった無視した方針を出している。 先ほど来、高度成長よきところあり、そして、その中で主役を演じた大企業、これまた決して悪ではない、こうおっしゃったのですが、この点について、所管の担当大臣である大蔵大臣から、一体どうなさるか。
そして、いま挙げられた事例でございますが、金融引き締め下にもかかわらず、優良な部面につきましては融資をする、そして危ないところにつきましては、果断にこれは切っていくというような趣旨のことが書かれてあるようでございますが、全体として、各銀行の四半期別の融資の総枠というものは、日本銀行の方におきましてきめられた枠内におきまして、個々の銀行がその判断によって融資先を選別いたしておるわけでございまして、その
ただ乱に流れますと、これは全体の引き締め下でございますから、全体の中でやはり節度を持って地方財政も運営されなければいけないというふうな基本的な考え方は持っております。
その結果、たとえば住宅ローン等につきましてはかなりの実績を示しておりまして、全国銀行といたしましても、日銀のきびしい引き締め下にもかかわらず、大体その貸し出し増加額の一割以上は住宅ローンに振り向けるというようなこともやっております。
それから、これはまた先生におこられるかもしれませんが、引き締め下でございます。したがいまして、その貸し出しもある意味では脱法みたいな話でございまして、この両面から、あまりこういうものがたくさん出る点につきましては適当じゃないのじゃないかというふうな感触を持っております。
で、御案内のように、ことしの住宅公庫に対する財投資金七千五百六十二億円を予定いたしておったわけでございますが、それに、この金融引き締め下にかかわらず、政府といたしましては千七百八十六億円を追加投入いたしました結果、ことしの貸し付け規模は、当初八千五百七十六億円でございましたけれども、一兆二百十四億円、五八・一%、前年度に対比いたしましてふやしたわけでございます。
いま法律の規定の御指摘ございましたけれども、もちろん、財政面からの話はもちろんでございますけれども、われわれ担当いたしております民間金融機関に対しましても、できるだけそういう地方公社等に対して、きびしい引き締め下にもかかわらず協力するようにということでいろいろと指導はしているわけでございます。
昭和三十七年三月で一・九%だったものが四十九年の六月では四・三%にまで上昇してきているわけでございまして、きびしい引き締め下にもかかわらず、民間金融機関といたしましてはかなり努力をいたしておるというところは、われわれといたしても評価いたしておるわけでございますけれども、最近の住宅公庫に対します申し込み状況等を見ましても、国民の住宅に対するニーズというものが非常に強くなってきております。
それが六月には二・〇、九月には二・三、十二月には二・六、次の四十八年の三月には三・〇、六月三・四、九月三・七、十二月三・九、ことしの三月が四・一、ことしの六月は四・三ということでございまして、徐々に、きびしい引き締め下にもかかわらず、住宅ローンのシェアはかなり増加しておるということでございます。
むしろ、その資金の流通の上において、中小企業がいかに最終的にいまのような引き締め下において、きめこまかくめんどうを見てもらっておるかどうかということを注意しておるわけでございます。
特に地方銀行であるだけに、産地性の強い繊維産業といたしましては特定の銀行に集中して資金需要が出てくる、しかも一般的な金融引き締め下にあって資金需要に応じたくとも応じ得ないというのが地方銀行、特に繊維の産地にある地方銀行の特性かと思います。
非常に具体的な話になりますけれども、最近のような非常な苦しい引き締め下では大企業の要資に対しまして、私どもが実際の貸し出しを実行いたしておるその充足率は一〇%を切っております。しかし中小企業には、苦しい中にも希望の三〇%近い充足率、こういうふうなことで実行いたしてまいっております。
総裁の申しました趣旨も、この日本熱学については何ともしようがないと、また原因等からいたしまして、すべきでもないという意味もあったかもしれませんけれども、ただ、常に私どもとしては、こういう引き締め下にありまして、ある企業の倒産それにつれまして、健全にまじめに経営している企業が、単にある企業の倒産のあふりを食って、あるいはそれに対する債権の焦げつきというようなことで破綻を来たすようなことは極力ないようにしようということで
また、現下の金融引き締め下におきましても、健全な中小企業が不当なしわ寄せをこうむることのないよう、中小企業のための緊急融資ワクを設定いたしておりますことも、御承知のとおりでございます。 このような状況でありますし、また中小企業専門の金融機関もございます。
○政府委員(橋本利一君) それぞれの産地からのお話の中には、いわゆる商社金融が詰まってきたがために、仮需と申しますか、中間流通段階の注文が減ってきているという訴えも耳にいたしておるわけでございますが、ただ、現在の繊維に対する不況対策というものにつきましての性格は、やはり総需要抑制下、金融引き締め下におけるところの例外的な措置として考える必要があるんではなかろうか。
○政府委員(外山弘君) 私どもといたしましては、中小企業の金融事情から見まして、なるべく大目のワクを予定いたしまして、そしてその運用に万全を期したいと考えているわけでございますが、一方、先ほど来申しましたように、やはり金融引き締め下の中で、しかも総需要抑制下の中で健全な中小企業に対する金融上の配慮をしようということでございまして、何と申しましても全体としての緩和ムードというふうなことにならない範囲で